英語学習において効率的な単語の覚え方

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英語学習において覚える英単語が多すぎてなかなか進まない。一度覚えたけど忘れてします。より効率的な学習方法をするためにはどんなことをすべきなのか、など疑問に思ったことはありますでしょうか。

今回は、英単語の効率的な学習方法をご紹介できればと思います。

私自身が今回ご紹介する勉強方法で10000単語以上覚えることができ、英検1級の一次試験を合格出来たり、IELTS6.5取得など達成することができました。

前提として、個人によって学習方法が異なると思います。今回ご紹介する方法は科学的に正しい学習方法や自分で実践して結果が出たものになりますので是非参考にして頂ければと思います。

今回の記事で得られること
  • 単語の効率的な学習方法の理解
  • 絶対に忘れない復習方法の理解
  • やってはいけない英単語学習方法の理解
目次

効率的な英単語学習方法

これから効率的で記憶に残る英単語勉強方法をご紹介できればと思います。

大前提として、自分のレベルや学習目的に合った単語帳を持っている状態で話を進められればと思います。一般的にレベルに合ったものでいうと、単語を6~7割ほど知っているものといわれています。

また、音声付きの単語帳を選ぶことをお勧めします。理由は、発音を理解がリスニングやスピーキングに影響を及ぼすからです。 正しい発音を知らなければ聞き取ることに苦戦したり、会話でうまく意思疎通がとれなかったりするからです。なので、音声付きの単語帳を選ぶようにしましょう。

学習期間と覚える単語数を決めて計画を立てる

まず、いきなり単語帳を開いて覚える前に、どれくらいの期間で一日いくつの単語を覚えるのか計画を立てましょう。理由は、期間や覚える単語数を決めることでメリハリがつき、習慣化にもつながります。また、復習の際にもいつ学習したのかが重要になってくるのでとても役に立ちます。

具体的には、一日に何単語覚えて、単語帳を何周して、どれくらいの期間でやるかを決めます。一日の覚える単語数でいうと初めのうちは無理がない数にすることが重要になります。経験上、30~50単語を一日にできれば問題ないと思います。仮に単語帳が2000単語あり、50単語/日できれば40日ほどで一周できるので良いペースだと思います。

慣れてきて習慣化できたら一日の覚える単語数を上げていければよいです。2週目以降は一週目より単語を覚えているのでペースを上げていけると思います。

計画を立てる際に重要になってくるのは、”いつ学習したのか”なのでしっかりと記録しておきましょう
理由は復習するときに必要になってくるからです。学習した後に適切なタイミングで復習しなければ単語を身に着けることは難しくなってくるので記録をつけておきましょう。学習日を記録することで、いつ復習すればいいのかが見えてきますので必ずカレンダーやアプリなど使って計画を立てましょう。

復習に関しては後ほど別の見出しで説明させていただきますが、適切な復習タイミングや方法が気になる方はこちらの記事で説明してありますので参考にしてみてください。

結論:個人にもよりますが、1日50単語前後を目標にして、単語帳を1ヵ月弱で一周できれば理想です。

音声を聞いて発音と意味を理解する

ここまでは、計画の重要性が理解できたと思います。
ここからは、実際に単語帳を使ってどのように効率的に英単語を学習していくか説明できればと思います。

まず初めに、自分が覚える単語の音声を聞き発音と意味を理解しましょう。

音声を聞いた後に自分自身で発音してみて、日本語の意味も理解しましょう。発音することで実際の単語と発音を結び付けられるようになるからです。

ここで避けていただきたいのが、ただ何も考えずに無意識に聞き流すことです。聞き流して英単語を覚えることは難しいので、意識して音声を聞き自分でも発音することを忘れずにして頂ければと思います。

単語の意味をイメージしながら発音

次に、単語の意味をイメージしながら発音をしてみてください。単語の意味を頭に思い浮かべながら発音します。
視覚的なイメージをして脳を刺激することで記憶を促進させることができます。視覚イメージと単語を結び付けることで記憶力が強化される事は科学的にも証明されております。例えば、”curfew”=”門限”という単語があり、”cur”=”カー”という発音で、車の単語の発音に近いです。なので、家の車の前で親が門限を守れなかった子供をしかっているイメージを頭の中でします。

これはあくまで一例なので、単語の意味のイメージは自分で分かりやすいものを作って練習してみてください。

このように視覚的イメージと単語を結び付けることで、単語を見たり、発音を聞いたときにすぐに思い浮かべることができます。そのほかの暗記方法に興味ある方はこちらの記事でご紹介してありますので参考にしてみてください。

繰り返し学習して短期間で単語帳を何周もする

覚える際に重要になってくるのは、繰り返し単語を学習していき、短期間で単語帳を何周もくりかえすことです。理由は、時間をかけて単語を覚えても記憶の定着につながらないからです

一つ一つの単語にたくさんの時間をかけて覚えても単語帳を一周するのに時間がかかり、効率的に覚えることができません。

なので、短期間で単語帳を何周もして繰り返し多くの単語を学習できるようにしましょう。
単語帳の単語数にもよりますが、理想としては一ヵ月前後がちょうどいいと思います。

これから具体的に適切な復習のタイミングや方法などご紹介させていただきますが、ここでご紹介した単語帳を繰り返し学習することにもつながりますので参考にして頂ければと思います。

絶対に忘れない英単語の復習方法

これまでは、単語学習におけるインプットのご紹介をさせていただきました。
ここからは復習方法に関してご紹介できればと思います。

復習で大切なこととしては大きくわけて2つあります。

1復習するタイミングを決めておく。
2思い出してアウトプットすること。

それぞれ詳しく説明していければと思います。

1つ目はエビングハウスの忘却曲線にそって復習することがおすすめです

科学的に証明された適切な復習タイミングがあるので、それに沿ってやることで記憶の定着につながります。

最新の研究であるメタ分析によると、記憶に定着させる適切な復習タイミングは下記になります(Education psychology review、2023)

学習後に24時間以内に1回目の復習
1週間後に2回目の復習
2週間後に3回目の復習
1か月後に4回目の復習
2か月後に5回目の復習
5か月後に6回目の復習

ただし、個人によって復習タイミングはことなります。記憶のメカニズムや、適切な復習タイミングなど具体的に知りたい方はこちらに詳しく説明してありますので参考にしてみてください。

2つ目は覚えたことを思い出してアウトプットして復習することが大切です。

思い出す作業をすることで記憶の定着につながるからです。逆に、学んだ単語をただ眺めているだけでは記憶の定着につながらないので避けましょう。

具体的な単語の復習方法の例としては下記のようなものがあります。

  • なにも見ないでその日に学んだ単語を思い出してみる。
  • 単語だけ、あるいは日本語訳だけみて意味や訳を思い出す。
  • 学んだ単語を使って例文を作ってみる。
  • 音声だけ聞いて意味を思い出す。
  • 学んだ単語を使って友人と話してみる。

それ以外でもアウトプットする方法はあると思いますので、自分で合うものを見つけて試してみてください。

繰り返しになりますが、復習の際はできるだけ自分の力で思い出すことが大切になりますので、そちらを意識してみてください。

復習の計画を立てる

ここまでで、復習の重要性をご理解いただけたと思います。それを踏まえていつ、どのタイミングで復習するのか計画を立てることが重要です。

一つ前の見出しで適切な復習タイミングのお話をさせていただきました。その復習のタイミングにそって計画を立てるのが大切です。

例えば、単語を勉強した翌日、7日後、2週間後がタイミングならその日に復習の予定を入れておきましょう。

事前に計画を立てておかないと、いつすべきだったのかなど忘れてしまうので事前に建てることをお勧めします。

よく、学んだことを毎日何度も見て復習するのはどうかという疑問を持つ方がいると思いますが、短期記憶として一時的に覚えることにはつながりますが、長期記憶として定着させることはできないので、特定の時間や期間の間隔を開けてから復習しましょう。

絶対に避けるべき単語学習 

単語の効率的な学習方法はご理解いただけたと思います。

ここからは、よく失敗しがちな学習方法をご紹介いたしますので、参考にして頂ければと思います。

とりあえず単語を眺める

眺めているだけでは単語を覚えることはできません。また、一度覚えた単語をとりあえず眺めて復習していてもあまり効果はありません。


思いだす行為をしない限り覚えることはできないので、単語だけをみて意味を思い出したり、日本語訳を見て単語を思い出すなどの作業をやってみてください。過去に覚えたものを何度も思い出すことで、脳は勝手に記憶してくれます。

なので、無意識に単語を眺める学習は避けましょう。

一気にたくさんの単語を暗記しようとする

一回でたくさんの単語をインプットしても限界があります。また、覚えた後に必ず復習しなければ記憶の定着につながりませんので、復習できる範囲の量で単語を覚えるようにしましょう。仮に多くの単語を覚えられたとしても、長続きせずに3日坊主で終わってしまうことがほとんどです。

なので、自分の覚えられる単語量を知り学習していきましょう。例えば、一日50単語覚えてから、翌日、一週間後、2週間後といった形で復習できれば良いペースだと思います。その後習慣化して50単語以上覚えられる余裕があれば、少しずつ覚える量を増やしていければよいと思います。

人によって覚えられる量が違いますので、自分に合ったペースで学習していきましょう。

まとめ

今回は英単語の効率的な学習方法をご紹介させていただきました。
一人一人学習方法は違うと思いますが、今回ご紹介させていただいた内容が参考になっていれば嬉しいです。

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