Ieltsスピーキングアプリの選び方がわからない。アプリを使い始めてみたが効果的な使い方や学習方法がわからないなど困ったことはありませんか。
今回は具体的なアプリの選び方や効果的な学習法、Ieltsスピーキング対策に使えるアプリをご紹介できればと思います。
今回の記事を読むことのメリット:
- 自分にあったアプリの選び方がわかる
- アプリを使った効果的な学習方法を理解しスピーキング力を改善できる
Ieltsスピーキングアプリの選び方
まず初めに失敗しないアプリの選び方について説明できればと思います。
多くのアプリをダウンロードしすぎてどれに手を付けたらいいかわからず学習をやめてしまったり、自分のレベルに合わず学習が続かなくなってしまうなど起こることがあります。なので効果的な学習をするためにも自分に合ったアプリを見つけてることはとても大切です。
学習目的に合うアプリを見つける
実際にアプリを選ぶ際に、何を目的で使うのか明確にすることが大切です。理由は自分の目的に合っていないものを使ってもスピーキング力の向上につながらないからです。
例えば、発音や文法を集中的に改善したい場合はそれらに特化したものを選び、あるいは基礎は完璧で本番レベルの模擬試験をしたいのであれば本番形式の問題に特化したものを選ぶことで自分の課題を改善でき目的にあった学習をすることができます。
なので、やみくもにアプリを選ぶのではなく学習目的を明確にしてアプリを選んでいきましょう。
自分のレベルに合うアプリを選ぶ
自分のレベルに合った学習アプリを選ぶようにしましょう。使用するアプリのレベルが自分のレベルとかけ離れているとやる気の低下や継続できなくなってしまうからです。
例えば、いきなりすべて英語で説明されているアプリを使うことに抵抗があれば日本語で説明されているものを使った方が使いやすく継続できると思います。
無理してレベルの高いものを使うのではなく自分に合ったアプリを使用しましょう。
フィードバックの質を確認する
実際に自分がスピーチした音声に対して適切なフィードバックを返してくれるものを選ぶとよいです。自分の発音に問題あるのか、あるいはスピーチの内容が短すぎなのかなど弱点を見つけることができ弱みを改善することができます。
なので、できるだけ正確な添削をもらえるアプリがおすすめです。
レビューを比較する
客観的にどのアプリがいいかを見分けるにはレビューを確認することをお勧めします。
アプリの良い点悪い点を調べて使いやすさを見てみましょう。
アプリを使った効果的な学習方法4つ
アプリを活用することで時間や場所に縛られず自己学習できることが一番のメリットだと思います。
学習アプリを使ったけどうまく続かず途中で終わってしまったり、自分がどこまで進んでいるのか進捗状況がわからないなどの問題が起こってしまうことが多くあります。
そのような状況を防ぎ効果的に学習する方法を4つご紹介できればと思います。
1. 明確かつ具体的な目標設定
学習をするにあたって具体的な目標を設定をすることで、目標達成の確率が上がるといわれております。
理由は、目標が明確であれば自分がどこの位置にいるか認識でき、具体的に何をしなければならないのかが明確になるからです。また、具体的であればあるほど、言い訳ができなくなり行動をしやすくなります。
目標設定する際には具体性がとても重要であり、具体的な目標ほど達成率は高いと科学的に証明されています。目標設定の際は下記の5つのポイントである“SMARTの法則”を押さえていただければより目標達成が可能になります。
SMART の法則とは、1981年にGeorge Doranという人物が書いた論文をもとに提唱したものです。
1. 目標の具体性(Specific)
目標を具体的にすることです。例えば、”英語のテストで高得点を取る”だと抽象的なので具体的ではありません。これが、”Ieltsのテストでスコア7を取得する”であれば具体的であるといえます。
2. 測定可能(Measurable)
目標が測定できることです。目標達成した際の達成度が数値で測定できるかどうかです。
例えば”Ieltsのテストオーバーオール7を取得すること”であればスコア7というのが測定可能ということになります。
なので、できるだけ数値を使うことで目標が数値化できるようになりますので意識してみてください。
3. 実現可能(Achievable)
自分が実際に掲げた目標が達成可能かどうかという意味です。
例えば、自分の英語レベルが英検3級ほどだとして、”半年以内に英検1級を取る”だと実現可能レベルでいうとほぼ不可能だといえます。”半年後に英検2級を取得する”であればまだ現実的だと思います。
努力すれば手に届くであろう少し上の目標設定することが適切な目標だと思います。
自分の現在のレベルを見て、そこから現実的に達成できるかどうか考えてみて目標設定をしてみましょう。
4.関連性(Relevant)
目標達成が自分のやりたいことに関連しているかという意味です。
もう少し具体的に言うと、今の目標達成が自分が最終的にやろうと思っていることにつながるかどうかです。
例えば、Ieltsスコア7取得することで、”留学が可能になる”、”様々な人種の人と交流ができるようになる”などその先の目標に関連していることになります。
自分が立てた目標達成することがどんな意味を成すのか考えてみましょう。
5.期限(Time)
いつまでに目標を達成するのかの期間を設定することです。
具体的な期限を設けることで先延ばしを防ぐことができます。例えば、”10/31日までにスピーキングの教材を終わらせる”というような感じです。
目標設定をする際には是非上記の5つを意識してみてください。
5つを満たした良い目標設定は下記のようなものになります。
“オーストラリアの大学院進学に進学するために、8/31までにIeltsのスピーキングとライティングで6.5を取得し、リーディングとリスニングで7を取得し、オーバーオールスコア7取得をする。”
2. 目標達成までにやるべきことを具体化する
具体的な目標設定の後は、達成するために具体的に何をすべきなのかを書き出すことです。
やるべきことや行動内容が具体的であればより目標達成に近づくことができます。
具体的にやることを書く際には、いつ、なにを、どれくらいやるのか数値を使って書くとよいです。
例えば、”Ieltsリーディングでスコア7取得するために、週に2回リーディングの問題を4ページ解き、毎日音読して、半年間続ける” のように具体的であればよいです。
このように具体的であれば行動につながり、目標達成に近づくことが可能になります。
3. 復習する日を決める
英語学習する際に最も重要なことの一つが復習になります。
学んだことをアウトプットしないと記憶の定着につながりません。なので、しっかりと学習した日からいつ復習してアウトプットするのか計画を立てましょう。
アプリを使って学習する際に、記録をつけて復習する日がわかり、自動的に復習問題を作成してくれるものであればいいのですが、そうでない場合インプットして満足して終わりになってしまいがちです。なのでスマホやノートを活用して、復習する日をメモしたりカレンダーに入れたりするとよいです。
具体的な科学的根拠をもとにした復習方法に関しましてはこちらの記事に記載してあります。
4.自分の声を録音して発音や流暢さを確認
自分がスピーチした内容を録音してそれを聞きなおし、改善していくことでスピーキングの上達につながります。
自分の声と、回答の音声を聞き比べてどこの発音が悪かったのか、文法に間違いはないのかを分析していき改善していきましょう。
アプリによっては録音機能がついていないこともあるので、その場合はスマホの録音機能を使ってスピーキングの練習をしていくことをお勧めします。
Ieltsスピーキング対策に使えるアプリ3選
実際にIeltsスピーキング対策に使えるアプリをご紹介できればと思います。
Ielts speaking pro
アプリ名 | 対応言語 | 学べる内容 | フィードバックの質 | レビュー | アプリのレベル |
Ielts speaking pro | 英語 | パート別のリアルタイム学習。模擬試験。 | 高い | 4.7/5 | 中級~上級 |
Ielts speaking proは問題がパート別に分かれており、パート事のスピーキング練習を即時にすることが出来るアプリです。それぞれのパートでの練習内容はトピックごとに分かれており、自分で練習したい内容を選ぶことができます。
また、アプリには録音機能、回答を記述できるスペースがあり自分の音声や回答を残すことができます。
そして、模範解答も付いているので、実際の自分の回答と比べて学習することができます。
例えば、パート1の内容では自己紹介、勉強、仕事、旅行などいろいろな分野があり、それぞれの分野に関する質問がされます。それに対して録音機能を使ってスピーチをして、回答と照らし合わせることができます。
また、実際の模擬試験のテストもあり、本番と同じような流れでテストを受けることができます。
問題のレベルとしては中級レベルから上級レベルまでの範囲をカバーしているので、基礎的なレベルをマスターしていれば問題なく使えると思います。
・実際に使用した感想:
パート別の練習問題では、実際の問題を音声で読んでくれて、録音機能を使い自分の回答を残すことができます。のちに自分の録音した回答を聞くことが出来るので自分の回答を分析でき便利です。
また、模範解答も付いているので新しい表現や単語を学ぶことができました。ただ、自分の回答を分析してくれてフィードバックをくれるわけでないので、その点はもの足りなさはあります。
ある程度しゃべれるようになってからこちらのアプリを使った方がスピーキング力向上につながると思います。
ELSA Speak
アプリ名 | 対応言語 | 学べる内容 | フィードバックの質 | レビュー | アプリのレベル |
ELSA Speak | 日本語/英語 | ・発音矯正・単語、イディオム・資格試験対策(Ielts, 英検, etc.) ・AIとの英会話 | 高い | 4.6/5 | 初級~上級 |
Elsa speakは世界700万人のユーザーに使われている英語発音矯正アプリです。
最新のAIを活用して私たちの発音を細かく分析してくれて、ネイティブの発音と比較しどれくらいネイティブに近いかを分析してくれます。また、発音だけでなく、単語や文法のレベル、流暢さまでも分析してくれます。
分析結果に基づいてどの発音を矯正するべきか教えてくれて、かつ自分にふさわしいレッスンや練習の計画を組んでくれます。学習内容に関しては音の仕組みを論理的に理解できるように構成されているので根本的な発音矯正をすることが可能です。
アプリにおいて学習できるものとしては幅広いトピック(旅行、趣味、仕事、料理、教育)における単語、イディオム、会話などを学習することができます。発音だけに特化したレッスンもあり、自分の苦手な部分を集中的に練習することができます。
また、最新のAIを活用したAIとの会話やロールプレーもすることができ、自分自身のスピーキング能力を測ることができます。
さらに、Ieltsや英検といった資格別のレッスンも用意されており、Ielts対策にも使えます。
ただ、Ieltsのレッスン内容としてはバンドスコア6,7,9の対策になっているので、それらのスコアを狙う場合であればお勧めです。
とわいえ、レッスン内容が完璧に体系的になっているわけではないので、Ieltsの試験内容を理解してある程度学習してきた方にお勧めします。
・Elsa speakのおすすめの対象者でいうと:
- 発音を矯正し、ネイティブの発音に近づけたい
- 流暢にしゃべれるようになりたい
- 新しい単語やイディオムを学びたい
- Ieltsや英検などの対策をしたい
・実際に使用した感想:
発音の分析に関していうと高い精度で分析してくれて、どの発音ができてないのかをネイティブの発音と比較してアドバイスをくれます。また、自分に合ったレッスンを提供してくれて体系的に学べるので、ある程度発音を改善することはできました。
なので、継続していけば問題なく発音を改善することができます。
Ielts Speaking
アプリ名 | 対応言語 | 学べる内容 | フィードバックの質 | レビュー | アプリのレベル |
Ielts Speaking | 英語 | スピーキングにおけるテクニックや要点。カテゴリー別、パート別学習。模擬テスト。 | 高い | 4.5/5 | 中級~上級 |
Ielts speakingアプリの学習できる内容は、模擬テスト、カテゴリーごとの問題から単語、ボキャブラリー、そして実践で使えるテクニックやスピーキングで得点を上げるための要点になってます。基本的にどの問題にも音声がついており、音声を聞いて回答することができます。また、リスニングの練習にもなります。
模擬テストでは、本番同様の問題を解くことができます。またバンドスコア別で回答があり、参考にすることができます。
カテゴリーごとの問題では、幅広いトピックをカバーしており、それぞれのトピックに関連した問題を解くことができます。また、問題だけではなく、それに関連する重要単語やイディオムも学ぶことができます。
そして、本番で使えるテクニックや点数を上げるための要点に関しても学ぶことができます。
例えば、パート2での回答の長さの伸ばし方や、試験官からの質問に対する反応の仕方や答え方などを学ぶことができます。あるいはバンドスコア7や8を取るために必要な回答の仕方なども学ぶことができます。
アプリのおすすめの対象者でいうと中級レベルの方にお勧めします。
理由は、問題自体が本番に近いということもあり、学べるテクニックや回答のコツに関しても基礎がしっかりとできた上で使えるようなものになるからです。
実際に使ってみて、自分のレベルに合うか試したうえで使用してみましょう。
まとめ
今回は自分に合った正しいアプリの選び方、効果的な学習方法、Ielts対策に使えるアプリのご紹介しました。
自分に合った適切なアプリを見つけて継続的な学習をしていきスピーキング力の向上を目指していきましょう。
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