IELTSスピーキングテストでどんなフレーズを使っていいのかわからず会話が止まってしまう。会話はできているがスムーズに言葉が出てこなく沈黙が起こってしまう。質問に対してどんな反応をしていいのかわからず困惑してしまったなどの経験はありますでしょうか?
今回はIELTSスピーキングで流暢にしゃべれるようになるためのフレーズをご紹介します。
この記事を読むメリット:
・スピーキングにおけるパート別で役に立つフレーズの習得
・沈黙を避け流暢に会話できるようになるためのフレーズの習得
Ieltsスピーキングでフレーズを活用し流暢にしゃべる必要性
まず大前提としIELTSスピーキングにおいて、いろいろなフレーズを活用して流暢にしゃべれることが大切です。理由は、流暢さが採点の項目にあり、一番重要視される基準であるからです。
流暢さの定義でいうと会話が途切れることなく、沈黙もなく、一定の長さでしゃべることが出来ることです。たまに、流暢さと聞くと早いスピードでしゃべる必要があると思う方がいると思いますが、早くしゃべる必要はないです。テンポよくしゃべり会話できれば問題ないです。
Ieltsスピーキングのスコア6.0-6.5の採点基準を見てみましょう。
流暢さ:
・長く話すことに意欲を感じるが、繰り返し、言い直し、口ごもりによりしばしば一貫性を失いがち。
・さまざまな接続語や談話標識を使用しているが適切ではない。
流暢さに関しては具体的には下記ができていれば問題ないです。
・一定の長さでしゃべることができている。
・沈黙や黙り込むことがない。
・発言を言い直したりしない。
・会話が途切れたりしない。
上記の4つに対応するための便利なフレーズをご紹介できればと思います。
また、今回は流暢にしゃべるために役だつフレーズのご紹介になります。また、完璧に流暢になるためには、しゃべる際に文章構成を考えたり会話の練習、基礎的な文法理解などが必要になります。スピーキングの勉強法に関して知りたい方はこちらの記事に記載しておりますのでご確認ください。
【パート別】Ieltsスピーキングで使うべき便利なフレーズ
これからパート別で使えるフレーズをご紹介できればと思います。また、パート別でご紹介しますが、パート1でご紹介したものがパート3で使えるものもあるので、うまく組み合わせて使っていきましょう。
パート1で使える便利なフレーズ
パート1では、勉強、仕事、趣味、旅行など日常生活に関する質問がされます。
質問に対する答え方としては、大体2~3文程度の回答すれば問題ないです。
肯定的な回答をする際に使える便利な表現
- Absolutely yes(本当にその通りです。)
- Definitely yes (たしかにその通りです。)
- Exactly (その通りです。)
- That’s true (その通りです。)
- You are absolutely right(おっしゃる通りです。)
A: Do you like reading books?
(読書は好きですか?)
B: Absolutely yes, I am really into reading books. I enjoy reading books every single day.
(もちろんです、私は読書にとてもはまってます。私は毎日読書を楽しんでます。)
否定的なことや気まずいことに対して回答をする際に使うフレーズ
- To be honest (正直なところ、ぶっちゃけ)
- Honestly (正直なところ)
- I’m afraid(残念ながら、申し訳ないが)
A:Do you enjoy watching movies?
(映画を見るのは好きですか)
B:To be honest I found it boring to watch movies.
(正直、映画を見るのは退屈です。)
何かにはまっている、何かが好きを言いたいときに使える表現
- I am really into~ (~がとても好きです)
- I am a huge fan of~(~の大ファンです)
- I am crazy about ~ (~に熱中している)
- I am keen on ~ (~に熱中している、夢中である)
A:Do you enjoy sports?
(スポーツは好きですか?)
B: Definitely yes, I am a huge fan of all sorts of sports such as soccer, basketball and so on.
(はい好きです、サッカーやバスケといった様々な種類のスポーツファンです。)
A: What do you usually do?
(普段は何をしますか?)
B: I am really into reading books.
(読書がとても好きです)
頻度を表現する際に役だつフレーズ.
パート1では趣味や勉強など日常生活に関する質問がされますが、回答する際には具体的にいつ、どれくらいするのかを表現することが得点につながります。
したがって、これからご紹介する頻度を表す表現を是非使ってください。
- Nowadays( 最近では)
- Normally (普段は、通常は)
- Every single day(毎日) Everydayとの違いは、Singleをつけた方が強調度が強いです。
- Seldom/rarely/hardly ever (めったに~しない)
- Every now and then (時々)
- Every once in a while(時々)
- Fortnightly(2週間ごとに)
- He seldom goes to the museum (彼はめったに美術館に行かない)
- I normally enjoy extreme sports like climbing, scuba diving and so on(私は普段クライミングやスキューバダイビングを楽しみます)
- I watch movies every now and then(私は時々映画を見ます)
パート2のスピーチで使える便利なフレーズ
次にパート2で使えるフレーズをいくつかご紹介できればと思います。
パート2では与えられたトピックに対して1~2分間話す機会が与えられます。
導入部分、要点説明をする際に使えるフレーズ
- I am going to talk about~(これから~ついてお話します)
- I would like to talk about~(これから~についてお話したいと思います)
- To get straight to the point (端的に言うと、単刀直入に言うと)
理由説明に使えるフレーズ
- The reason why ~(~の理由は)
- One of the reasons why I think it is~(~だと思う理由の一つとして)
- There are two reasons why I think~(~だと思う理由は2つあります)
- Because~(なぜなら~)
- Since~(~であるので、~なので)
結論や要約の際に使える表現
- In conclusion (結論として、要するに)
- To sum up (まとめると、要するに)
- To put it simply ( 簡潔に言うと)
パート3で使える便利な表現
パート3では、パート2で扱ったトピックに関してさらに踏み込んだ質問をされ、答えていきます。
形式としてはディスカッション形式で進めていきます。
意見を述べる際に役だつフレーズ
- I believe~ (私は~だと信じてます)
- I’m sure that~ (私は~だと確信しています)
- I’m positive that~(私は~だと確信してます)
- I reckon~ (私は~だと思います) Reckonはイギリス英語表現で、ニュアンスはthinkと同じです。
- In my opinion (私の意見は)
推測を述べる際に役だつ表現
I guess~ (私は~だと思います)
I suppose~ (私は~だと思います)
I expect that (私は~だと予測します)
It’s fairly/quite/very/ extremely likely that ~ (~はとてもありそうだ)
推測や意見を述べる際の表現の確信度ごとにうまく使い分けましょう。確信度としては下記のようになります。
スピーキングのテストではできるだけ同じ表現を何度も使うことは避けましょう。理由は採点項目で”語彙力”があり、言い換えのフレーズが使えたかどうかが見られます。
もちろん何回かthinkを使っても問題ないのですが、できるだけ他の表現であるbelieveやreckonなど使っていきましょう。
- I guess I am not going to the university. (私は恐らく大学にはいかないだろう。)
- It’s extremely likely that I would quit my job. (私は今の仕事を辞める可能性が高いです。)
- I suppose I will start my business to make money(私はたぶんお金を稼ぐために自分のビジネスを始めるだろう。)
意見や一般論を述べる際に使えるフレーズ(副詞)
- Obviously/Apparently (明らかに).
- Obviously eating fast food has a bad effect on our health.(ファストフードを食べることで健康に影響を与えることは明らかである).
- Frankly/to be frank(率直に言って)
- Frankly, I don’t really enjoy learning history.(率直に言って、歴史を学ぶのはあまり好きでないです).
質問を聞き返すときに使える表現
- Could you please repeat that? (もう一度言っていただけますでしょうか?)
- Could you please say that again? (もう一度言っていただけますでしょうか?)
- If I understand correctly~ (私の理解が正しければ~)
A:Do you think the emission of carbon dioxide has an impact on global warming?(二酸化炭素の排出は地球温暖化に影響与えると思いますか?).
B: If I understood correctly, you are asking about the impact of carbon dioxide on global warming? 私の理解が正しければ 地球温暖化に対する二酸化炭素の影響についての質問で間違いないですか?
一度話したことを言い換えるフレーズ
- What I mean is that ~(つまり私が言いたいことは)
- In other words~(別の言い方をすると)
- I mean(つまり)
沈黙を避けたり場つなぎをしたいときに使えるフレーズ
冒頭でも述べた通りスピーキングテストにおいて、黙り込んでしまったり、沈黙があると流暢さの観点で減点されてしまうので、フレーズを活用して自然な会話ができるようにしたいです。
- Let me see~ (ええっと、そうだな。)
- Well (ええっと)
- I mean (え―っと、つまり)
- Let me think about it for a moment (少し考えさせてください)
- That an interesting question (面白い質問です)
まとめ
今回はIeltsスピーキングテストで使えるフレーズをご紹介しました。
会話で沈黙が出てしまう、どんな表現を使っていいかわからないなどの悩みは解消できましたでしょうか。
今回ご紹介した内容を下記にまとめさせていただきます。
パート1で使える便利なフレーズ
肯定的な回答をする際に使う表現
否定的なことや気まずいことに対して回答をする際に使うフレーズ
何かにはまっている、何かが好きを言いたいときに使える表現
頻度を表現する際に役だつフレーズ
パート2のスピーチで使える便利なフレーズ
導入部分、要点説明をする際に使えるフレーズ
理由説明に使えるフレーズ
結論や要約の際に使える表現
パート3で使える便利な表現
意見を述べる際に役だつフレーズ
推測を述べる際に役だつ表現
意見や一般論を述べる際に使えるフレーズ
質問を聞き返すときに役立つフレーズ
一度話したことを言い換えるフレーズ
沈黙を避けたり場つなぎをしたいときに使えるフレーズ
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